美術館に適した無線機を解説

美術館は規模が大きく、さらに作品ごとの世界観を大事にするため隔たりも多くあります。そのため、スタッフ同士が今すぐに共有するべき情報も、なかなかうまく伝えることができません。作品について何か聞かれた際、その作品に詳しいスタッフを…と考えても、遠くにいると呼びに行くのも大変です。来館者も、「それならいいです」とせっかくの楽しみを失ってしまう可能性があります。また、受付と館内に点在しているスタッフ、そして警備をしているスタッフなど…みんなで知っておかなくてはいけないことも無線機なら楽に伝え合うことができますよね。

また、もう1つ大きな使い方があります。それはガイドツアーですね。来館した人たちにも無線機をもってもらい、スタッフがついて作品についての解説をしながら館内を回る…というようなイベントに役立ちます。多くの人がガイドツアーに参加した場合、一番後ろの人は説明が聞こえず、スタッフが大きな声で話してしまえば周りで鑑賞している人に迷惑になる…となり、ガイドツアーが開催しにくいでしょう。でも無線機があれば、小さな声でもそれを通じて話が聞こえるので、多くの人にガイドツアーを楽しんでもらえます。

美術館の場合は、トランシーバーでも使い道としては問題ないのかもしれません。しかし、問題は見た目ですね。美術館のスタッフがトランシーバーで連絡を取り合っていると、やはり見た目が悪くなります。ハンズフリーならとてもスマートに使えますし、見た目も良くなるでしょう。

美術館は多くの人が訪れるときだけレンタルするという方法もあります。大体１台2,000円から5,000円ぐらいとなります。購入するとその10倍ぐらい、20,000円から50,000円となりますが、日常的に使えるようになる分メリットはあります。

ハンズフリーの無線機がおすすめ

美術館の場合、料理を運んだり注文を取ったりとハンズフリーの状態が理想的です。そこでおすすめはイヤホンマイクですね。イヤホンにマイクがついているので、ハンズフリーで受け答えができます。手がふさがっている時でも楽に会話ができるでしょう。美術館の場合は単独で話をするというよりも、スタッフはすべて会話を共有できる状態がおすすめです。例えば、顧客が注文したメニューが品切れという情報はみんなに伝わったほうがいいですよね。その時自分には関係ないことでも、耳に入れておけばいざというときに役立つ可能性があるからです。

導入するならデジタル簡易無線機

無線機には様々な種類がありますが、美術館の場合はデジタル簡易無線機が理想です。導入するにあたってそれほどハードルも高くないですし、気軽に利用をはじめられます。ただしお店の構造によってはちゃんと電波が届くかどうか、という点も心配なので、一度レンタルで試してから購入したほうが安心です。