配達時間の確認が楽
運送(配達)業の連絡は、すべて事務所が受けることが多いです。現場に出ている運転手には、事務所からお客さんからの要望や希望配達時間などを伝えたりします。また、道路状況で遅れてしまいそうな時でも、基本的には事務所を通じてやり取りをするようになっています。事務所と運転手との連携をスムーズにしてくれるのが、無線機の役割です。伝えなくてはいけないことをすぐに相手に伝えることができますし、用件だけでやり取りできるのもメリットです。
事務所と運転手のやり取りの手段は、携帯電話もあります。しかし、携帯電話はどちらかが電話に出られなければ連絡が取れないですし、最近は取り締まりもとても厳しくなっているため、交通違反で捕まってしまう可能性もあります。そういった事情を考えると、携帯電話よりも無線機のほうがやり取りしやすい方法といえます。無線機にはGPS機能がついているものもあり、今どこを走っているか、あとどれぐらいで到着しそうかなどを予測することも可能です。
同じ地域に複数のドライバーが運送をしている場合、道路状況などを後続のドライバーに伝える手段としても有効です。先に道路状況がわかれば混雑しているところは避けて通ることができます。また荷物をドライバー同士でやり取りする場合も、無線機があれば待ち合わせ場所を決めやすく、やり取りもしやすいです。
無線機の使い道はたくさんある運送(配達)業ですが、大事なのはちゃんと通信できるかどうか、です。走っている場所によっては通信がしづらくなる可能性もあるので、出力が強くちゃんと通じる無線機を選ばなくてはいけません。運送(配達)業は広域での無線使用が基本となるため、IP無線機がおすすめです。携帯電話網を使って利用できる無線機なので、広い範囲で通信がしっかりできるというメリットがあります。また、規模によっては業務用無線の検討もしてみましょう。業務用であれば専用の市周波数があてられるので、安定して通信できます。
画像引用元:https://www.icom.co.jp/products/land_mobile/products/ip_transceiver/IP501H/
小型かつ高性能で、docomoの3G/LTE回線やauの4G/LTE回線を利用した通信が可能なIP無線機です。サービスエリア内であれば日本全国通信ができ、車載運用のためのスタンド型拡張機器(クレードル)を併用して使えば、車内でも安全に通信できます。
複数人との同時通話やグループ通話にも対応。さらに、優先すべき通話を選べる割り込み機能も備えています。そのほか、国際電気標準会議の保護等級IP67相当の防塵・防水性能を備えるなど、使いやすいポイントも満載です。
運送(配達)業の場合、お客様の都合に合わせた配送時間をドライバーに連絡したり、各ドライバーがどの場所にいるかを本部で把握したりといった管理が必要です。こんなとき、日本各地を車で巡るドライバーと通信するには、日本全国で利用できるIP無線機がおすすめです。
運転中は無線機を手に取れませんが、オプションとしてクレードルをつければ、スピーカーマイクを使って車内でも安全な通話が可能に。同時通話による迅速な状況把握や、グループ通話を使ったドライバー全員との連絡など、用途が広がります。