花火大会にも無線機が大活躍！その活用法とは？

花火大会を円滑に進めるためには、各セクションと密なやりとりが求められます。特に花火大会の会場は打ち上げ場所も含めて広範囲に及ぶため、離れた場所にいるスタッフとも随時連携を取り合わなければなりません。また、現場は多くの見物客が集まって混雑するほか、花火が打ち上がると大きな音が鳴ります。このため音声がクリアに聞こえることは無線機を選ぶ条件のひとつでしょう。

風向きや打ち上げタイミングのコミュニケーションに

花火大会のメインはもちろん、美しい花火を打ち上げて観客を楽しませること。そのためには、海岸や河原などにいるスタッフと下記のような連絡を取り合うことが求められるでしょう。

・天候の状況を伝える
花火の打ち上げには、風向きをうまく判断する必要があります。花火玉や花火そのものが風に流されることで、うまく打ち上がらなかったり形が崩れたりする可能性があるためです。現場の風向きを見て、打ち上げ場所と運営で無線機を使って連絡を取り合い、打ち上げ方法などを検討します。

・打ち上げタイミングを計る
観客のいる会場と打ち上げ現場とで連携を取りながら、タイミングを計ることが打ち上げのポイント。連続して打ち上げるときも、無線機を使い適切なタイミングを計ることで、イベントはより盛り上がりを見せるでしょう。

イベント運営を支える多人数同時通話

花火大会を運営するには、全体を把握する本部スタッフに加え、会場設営や観客誘導、そして打ち上げ現場を担当するスタッフなど大勢の人が関わります。担当するエリアもそれぞれ広範囲に散らばっていますが、スタッフが同時に会場の状況を把握し、臨機応変に動くことが求められるもの。そのためには、多人数に同時に連絡を取って情報共有することも必要になるでしょう。

このようなとき、多人数と同時通話ができるのが無線機のメリットです。さらに、IP無線を使えば混信する可能性も低くなり、多人数通話での連絡がスムーズになります。さらに特定小電力無線機や簡易無線機なら、多くの観客がいる状況でも通信は途切れることなく、会話するにも困りません。どちらの特徴を取るかは、イベント会場の状況や使い勝手で選ぶことをおすすめします。

混雑時も活躍するクリアな通話品質

多くの観客で混雑し、花火の打ち上げ音が大音量で鳴り響く花火会場。それでもスタッフ同士がきちんと連絡を取り合えないと、適切な運営はできなくなってしまいます。

混雑時でも無線機の通話品質をクリアに保ちたいときは、ノイズの少ないデジタル無線機が便利です。アナログ無線機の場合、ホワイトノイズと呼ばれる特有のノイズが発生し、音声が聞き取りにくくなる場合があります。一方で、デジタル無線機ならホワイトノイズの発生はなし。クリアな音声で通信できるため、周囲に雑音があっても問題ありません。