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パラグライダー編

上空からのやり取りは性能も大切!無線機選びに注意

パラグライダーに無線機を導入すると、より安全な飛行が楽しめます。スクールで無線機を指定されていることもありますが、自分で選ぶときにはどのように選んだら良いのでしょうか。上空でやり取りするため、地上での使用と違ったポイントもあります。無線機を導入するメリットや無線機の選び方、必要なアクセサリーについてみていきましょう。

導入事例

ケーススタディ フライト中の連絡手段!安全確保に訓練に

パラグライダー飛行の際、無線機は重要な役割を果たします。スクールではインストラクターの指示を受けるために必要であり、パイロットの資格を得た後も、飛行中の連絡に有用です。パラグライダーでの導入事例について紹介します。

スクールでは必須の連絡手段

スクールでのパラグライダー講習の際、地上にいるインストラクターから直接指導を受けるために無線機は必須です。パラグライダーは一歩間違うと命を危険にさらしてしまうこともあります。インストラクターの指示を聞き逃さないためにも、しっかりした無線機を用意しておきたいものです。タンデム飛行体験であれば必ずしも無線は必要ありませんが、いずれひとりで飛べるようになりたいと思っている方は、無線機の購入も検討したほうが良いでしょう。

ひとりでの飛行でも役立つ

スクールでの講習を終えてパイロットになった後も、無線機を利用することがあります。ランディングの風向きや風速をやり取りすることで、安全な飛行が可能になるためです。出発や到着の連絡をすることもできるので、万が一の際にも役立つことでしょう。コースを外れてしまったときにも無線機があれば遭難を防ぐことができます。経験豊富なパイロットでも大きな事故につながってしまうことがあるのですが、無線機を使うことでリスクを減らすことができるでしょう。

無線機の選び方

ここからは、パラグライダーに適した無線機の選び方をご紹介します。かつては資格が必要なものが多く、初心者には導入しづらいものが多かったのですが、近年では簡単な登録だけで使えるものが増えてきました。

法整備で利用可能な無線機も増えた

パラグライダーで無線を使うと上空で通信することになります。その際、ほかの電波と干渉して悪影響を及ぼすおそれがあるため、かつては法律で厳しく制限されていました。スカイレジャー無線が1波使用できるようになったのは1998年のことです。これはスポーツ・レジャー用に割り当てられましたが、団体でないと使うことができず、資格者が必要という状況でした。

2008年になってデジタル簡易無線が5波、上空で使用できるようになりました。これによってパラグライダーを楽しむ個人でも無線機が使いやすい状態になったのです。アマチュア無線は高出力で安定して交信できる技術ですが、あくまでアマチュア利用しかできません。パラグライダー講習は業務の一環なので、ここでアマチュア無線を使用すると違法になってしまいます。

特定小電力無線機では力不足なことも

資格や免許が一切不要で使用できる特定小電力無線機は、法律上の問題なく誰でも使うことができます。しかし上空での利用は想定されていないので、あまりおすすめできません。出力が低く、通信距離も2~3kmに限られているため、フライトの全域をカバーするのは難しいでしょう。

特定小電力無線機の改造は認められていないので、アンテナを伸ばすなどの方法は使えません。しかし、出力不足を補うためのレピーターをつけることで、範囲を広げることは可能です。山頂にレピーターを設置すれば、広範囲をカバーできるようになります。

デジタル簡易無線がベスト

パラグライダーにもっとも適しているのはデジタル簡易無線です。法整備により公に認められています。特定小電力無線機と比べて出力が大きく、クリアな音質で聞き取りやすいのが特徴です。5チャンネルあるので、混信することなく通信することができます。特定小電力無線機と比べて機材が大きいのが難点ですが、その分電波が飛びやすく、安定した通信ができるでしょう。

デジタル簡易無線を使うために資格は必要ありませんが、簡単な登録手続きが必要です。地域を管轄する総合通信局へ登録申請を行い、審査の上で登録状を交付してもらいます。この手続きには半月程度かかるので、使用する際は日数にゆとりを持って準備しましょう。無線機を販売しているショップでは登録代行をしてくれることもあります。

アマチュア無線も選択肢

アマチュア無線は個人同士で会話を楽しむために利用できます。安定した通信ができるのが特徴です。パラグライダースクールは業務利用となり、アマチュアの範囲を逸脱するため使うことができません。また、アマチュア無線を運用するためにはアマチュア無線従事者免許とアマチュア無線局免許の両方が必要となり、手間がかかります。免許の更新が必要なのもデメリット。すでに免許を持っている人が利用する分には構いませんが、これからはじめる場合はデジタル簡易無線のほうがおすすめです。

選ぶ時はここをチェック

上空での使用が可能か

パラグライダーでの通信は上空で行うものなので、上空での使用が可能でないと話になりません。電波がきちんと届くことに加えて、風の音に負けないようなクリアな音質が求められます。上空での使用を想定した無線機なら、周囲の雑音を取り消すデジタルノイズキャンセリング機能がついていることも。

防塵防滴仕様になっているか

パラグライダーは雨の日に飛行することもあります。水に弱い機種だと、急な降雨で壊れてしまうことも。そのため、防水機能は必須です。また、砂埃に強い防塵機能もあったほうが良いでしょう。途中で無線機が壊れてしまうと、万が一の場合に通信できなくなってしまいます。安全な飛行をするためにも、防塵・防滴など耐久性のある機種を選ぶようにしましょう。

必要なアクセサリー

ヘルメット一体型にしよう

パラグライダーの際は両手を空けておきたいので、トランシーバーを持って飛行するのは現実的ではありません。おすすめはヘルメット一体型の無線機。ずれる心配がないので、飛行中でも快適に無線でやり取りすることができます。トランシーバーだと送信スイッチが押しっぱなしになってしまい、通信を阻害してしまうことがありますが、ヘルメット一体型なら送信ボタン(PTTスイッチ)が別についているので扱いやすいです。

はじめてや気になる機種はレンタルでチェック

最初はどのような機種がいいのかわからないもの。スクールや仲間に相談して、試してみると良いでしょう。購入すると高くつくため、まずはレンタルで試してみるのもひとつの手段です。使いづらい無線機を買ってしまい、無理して使い続けるとストレスが溜まります。最初のレンタル費用はかかるものの、一度試してみることで、自分に合っているかどうか確認することができるでしょう。

まとめ
規模
それほど大人数で使うことはないでしょう。ただ、上空と地上でやり取りができるタイプのものを選ばなければなりません。
主な使用場所
上空同士で連絡を取ることもあれば、地上に降りてから連絡を取ることもあります。また、上空と地上でのやり取りになることもあります。
無線機を使った際の注意点
国内ではなく、海外でパラグライダーを楽しみたいと思っている方もいるはず。しかし、デジタル簡易無線は海外では利用できません。この点は注意が必要です。
レンタルと購入の想定予算比較
デジタル簡易無線のトランシーバーは1台40,000円前後です。レンタルは3泊4日で4,000円ほどとなっています。繰り返し使うのであれば購入のほうがお得ですが、ときどきしか使わないのであればレンタルでも良いでしょう。 ヘルメットにヘッドセットをとマイクをセットして使うことも多いので、こういった使い方ができるものを選択するのがおすすめです。
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