サバゲーには特定小電力無線機が基本!気になる機種はレンタルで
サバゲーの装備やスキルが一通り身についてくると、より本格的にサバゲーを楽しみたくなるもの。無線機を使えば仲間と組織的な動きを展開することができ、戦略の幅がぐんと広がります。無線機にはさまざまなものがありますが、特定小電力無線機なら資格が不要で初心者にも使いやすいです。導入するメリットや選び方について、詳しく紹介します。
サバゲーで無線機を導入すると、離れた仲間にも指示を出しやすくなり、連携のあるチームプレーが可能になります。ハンドサインと比べて細かい作戦が伝わりやすく、一糸乱れぬプレーができるでしょう。無線機を使うことでリアルな雰囲気を出すことができ、気分も盛り上がること間違いなし。どんなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
意思伝達のスピードが段違い
ハンドサインで情報伝達するためには、まずハンドサインを覚える必要があります。ハンドサインが見えたとしても、その意味がわからなかったり、間違って認識したりしたら、情報がうまく伝わりません。ハンドサインに気付くまでのタイムラグもあるでしょう。一方、無線なら瞬時に、しかも的確に作戦を伝えることできるため、スピードと正確性が段違いです。無線は実際の軍隊でも使われているため、正確で素早い情報伝達のためには欠かせないアイテムと言えるでしょう。
暗所でも確実に伝わる
サバゲーは昼間の明るい場所だけでなく、夜間や暗い場所で行われることも多いです。暗い場所ではハンドサインが見えづらく、指示が行き届きません。その点、無線機は音で伝えることができるため、暗い場所でも大丈夫。ハンドサインでは伝わらないような細かい指示まで伝えることができます。ハンドサインを覚えていない初心者にも安心です。無線機を持っている相手に直接話しかけることができるので、敵にハンドサインを読み取られる恐れもありません。
チームプレーで楽しさも倍増
サバゲーの醍醐味はチームプレーにあります。複数人での戦略が見事に決まると感激もひとしおでしょう。チームプレーに欠かせないのは、チームメイトの現状把握や別動隊の位置の確認です。無線機があれば、目の届かない範囲にいる仲間ともコミュニケーションを取ることができ、チームでの連携が取りやすくなります。離れた場所にいる敵チームの状態を確認して、自分のチームに伝えることも可能。戦略の幅が広がること間違いなしです。
サバゲーをより楽しむために欠かせない無線機ですが、どのように選んだら良いでしょうか。無線機とひとくちに言っても、さまざまな種類があって初心者には選ぶのが難しいもの。具体的な選び方について、ご紹介します。
格は必要ないものが基本
無線機には資格が必要なものと必要ないものがあります。これは電波法によって、一定以上の周波数や電波を用いた機器を使うには資格が必要だと定められているからです。逆に言えば、基準未満の周波数や電波を使う分には資格が要りません。サバゲーでは資格不要の機器を使うと良いでしょう。電波が届く範囲は狭くても、サバゲーでの使用には問題ないことがほとんど。購入やレンタルの際には資格が必要かどうかチェックしておきましょう。
基本はトランシーバー(特定小電力無線機)
主にサバゲーで使われるのは特定小電力無線機です。いわゆるトランシーバーのことで、「特小無線機」や「特小」と呼ばれることもあります。資格も免許も不要で使うことができ、性能的にも問題ありません。
また、サバゲーを行うときにはトランシーバーだけでなく、ヘッドセットやハンドマイクといったアクセサリー類も必要になります。アクセサリー類はいろいろな種類があり、機能性やデザイン性から選ぶのも楽しみのひとつ。無線機本体は1~2万円程度、アクセサリーは2,000円程度です。もっと費用を抑えたい場合は中古品を購入したり、使用頻度が少ない場合はレンタルを利用したりすると良いでしょう。
おすすめ機種
特定小電力無線機と書かれていればどんな機種でも問題ありません。あとは価格や性能のバランスを見ながら決めると良いでしょう。
・アイコム IC-4300
初心者にも使いやすいと評判なのがこちらの機種。小型で感度が良いと評判です。単三電池1本で33時間使用できます。水しぶきや粉塵の舞う環境にも耐えられるため、屋外でのサバゲーにもぴったり。グループ通話もできるため、チームプレーにもおすすめです。
・アルインコ DJ-P221
コンパクトでリーズナブルなこちらの機種は、音質が良いと評判です。電波が遠くへと届きやすく、離れた場所でもくっきり聞こえるのが特徴。ノイズキャンセリング機能もついています。アンテナを付け替えることで、通話距離重視と携帯性重視の二つのパターンに分けられるため、目的に合わせて使い分けることができるでしょう。
選ぶ時はここをチェック
イヤホンジャックが上部についているか
サバゲーで特定小電力無線機を使う際は、アクセサリーを接続することになります。その際重要なのは、イヤホンジャックの位置です。イヤホンジャックが横についていると、アクセサリーをつないだときにコネクタが出っ張って邪魔になってしまい、好ましくありません。イヤホンジャックが上についている機種を選ぶようにしましょう。
防塵防滴仕様になっているか
サバゲーでは激しく動くことが多いもの。途中でほこりや水が入ってしまって、ゲーム中にトランシーバーが使えなくなってしまっては困ります。トランシーバーを選ぶ際には防塵・防滴仕様になっているものを選びましょう。
かさばらないか
トランシーバーが分厚かったり大きかったりすると、ポケットやポーチに入りづらく、携帯性が損なわれます。たとえポケットに収まったとしても、ギリギリのサイズだと出し入れに手間取ってしまうもの。かさばらない、小型のタイプを選ぶようにしましょう。
PTTボタンは必須
特定小電力無線機は電話のように双方向で話すことができません。ドラマや映画でトランシーバーを使っている際、最後に「どうぞ」と言う場面を見たことがあるのではないでしょうか。これは「話が終わったので、返事をください」という合図です。
PTTボタンを押している間は送信モードになり、PTTボタンを放している間は受信モードになります。トランシーバー本体を使う場合は本体についているPTTボタンを使えば良いのですが、ヘッドセットを使うときには本体をしまってしまうため、別途PTTスイッチの用意が必要です。ヘッドセットによっては、PTTスイッチを使わないと接続できないものもあります。そのためPTTスイッチは必須と言えるでしょう。
イヤホンやスピーカーマイクはスタイルに合わせて
PTTスイッチと並んで必要なのがイヤホンとスピーカーマイクです。サバゲー中は両手を使うので、トランシーバーをずっと耳に当てているわけにはいきません。手を使わずに指示を聞き取り、返事をするためにも、PTTスイッチと並んでイヤホンやマイクが必要となります。選び方のポイントを見ていきましょう。
イヤホン+ハンドマイク
ハンドマイクは肩につけるタイプのマイクで、顔の周辺にマイクやコードがないのが特徴。イメージとしてはトランシーバーをさらに小さくして、肩や胸に装着できるようにしたものです。銃などの装備の取りまわしの邪魔にならず、ハンドマイクにPTTスイッチがついているので別途購入する必要がありません。ハンドマイク単体でも使用することもできますが、音声が周囲に漏れてしまうので、イヤホンを併用すると良いでしょう。
イヤーマフタイプ
イヤーマフタイプは耳を覆うタイプのヘッドホンのこと。音が密閉されるため、無線の音が聞こえやすくなっています。外へ音声が漏れることもないので、自分たちの声が敵チームに聞き取られることもありません。見た目もいかにもミリタリーという感じで、サバゲーのムードを盛り上げてくれることでしょう。
耳がふさがれると周りの音が聞こえないのではないかと不安に思われるかもしれませんが、集音マイクがついており、しっかり聞こえるようになっています。一方、大きな音は遮断してくれるので、サバゲーに集中することができるでしょう。マイクを口元に持って来れば、小さな声でも通信ができます。
インナーイヤータイプ・オープンイヤータイプ
インナーイヤータイプは音楽を聴くときに使われるような、耳に入れるタイプのイヤホンがついたヘッドセットです。音漏れがなく、小さな声も聞き取ることができます。マイクはイヤホンに内蔵されているためコンパクト。音声は骨伝導で送信されます。
オープンイヤーヘッドセットは片耳を覆うタイプです。もう片方の耳では周りの音をしっかり聞き取ることができるため、臨場感が高まります。イヤーマフタイプは熱気がこもりやすいため夏場の使用に向きませんが、オープンイヤーヘッドセットなら通気性が良いのもポイントです。
はじめてや気になる機種はレンタルでチェック
特定小電力無線のトランシーバーと言っても、アイコム、アルインコ、ケンウッドなどさまざまなブランドから機器が出ています。通信範囲はそれほど違いませんが、機器によっては音声が飛びやすい、バッテリーが消耗しやすい、マイク/イヤホン端子が不便な場所にあるなど、さまざまな特徴があります。例えばデザインや性能で気に入って購入してみたものの、実戦で投入してみると、イヤホン端子が出っ張っていてポーチに収納できなかったなどのトラブルが起こるかもしれません。特定小電力無線であっても、きちんとした機種であれば1万円前後はします。せっかく買った無線機が実戦で扱いにくいとなれば残念な話ですよね。
その意味で、サバゲーで利用する無線機であっても、最初はレンタルをお勧めします。チームでさまざまな機種を導入してみて、十分に機能を果たすとテストをした方が安心ですし役立ちます。
数多く存在する無線機の中から、サバゲーに適した無線機を一部抜粋して紹介します。それぞれの特徴や購入した際の価格例もまとめていますので、レンタルと購入で迷われている方は参考にしてみてください。
画像引用元:KENWOOD公式HP(https://www.kenwood.com/jp/com/license-free-high-power/products/tpz-d563bt_tpz-d563/)
特徴とおすすめの理由
持ちやすい薄型サイズのKENWOODのTPZ-D563BT。厚みは28.4mmです。Bluetoothを搭載して、ケーブルを気にすることなく使用できます。激しく動くサバイバルゲームにぴったりの一台。PTT付ワイヤレスヘッドセットにも対応しており、PTTモードでは、無線機本体のPTTと同じ操作感で使用できます。
約3時間の充電で8時間運用できるバッテリーの持ちの良さも魅力のひとつ。一日中でもプレイできます。また、Kenwoodの音作りのノウハウを結集した「はっきり聞取りモード」も搭載。受信音の高域を強調する仕組みで、騒音の中でも仲間からの連絡がクリアに聞こえます。マスクを着用してこもった声も聞き取りやすいので、今の時勢にも合っているでしょう。
購入料金
Amazon:販売価格39,697円(2021年10月時点)
画像引用元:アイコム公式HP(http://www.icom.co.jp/products/land_mobile/products/license_free/ic-4300/)
特徴とおすすめの理由
資格不要で使えるアイコムのIC-4300は、小型かつ軽量なのでサバイバルゲームにもピッタリな一台です。ヘッドセットやマイクロフォンにも対応し、装着位置を選ばずスムーズな通信が行えます。本体の費用が安いため、チームで揃えて購入する方も珍しくありません。単三電池1本で使えるうえに省電力設計で、ランニングコストの安さも魅力的といえるでしょう。
入門機としてもおすすめで、これから無線機を使ってみたいという初心者からも人気です。ロングアンテナタイプもありますが、取り回しを重視してあえてこちらのタイプを選ぶ人も多くいます。
購入料金
Amazon:販売価格26,896円(2021年10月時点)
画像引用元:アルインコ公式HP(https://www.alinco.co.jp/product/electron/detail/id=4421)
特徴とおすすめの理由
アルインコのDJ-P221はポリカーボネート製の本体で高い強度が特徴です。カバーがなくても防水、防塵性能が備わっており、サバゲーでも安心して使えます。加えてオプションのソフトケースを利用すれば、可搬性だけでなく本体を守る機能も向上。メーカーの保障は外側の保護性能も対象となっているため、初めての一台としてもおすすめです。
電池駆動ですが、専用のバッテリーを使用すれば繰り返し使えて経済的。複数台を同時に充電できるマルチ・チャージャーも用意されているので、チームで無線機を利用予定の方は検討してみてはいかがでしょうか?
購入料金
Amazon:販売価格13,750円(2021年10月時点)
画像引用元:モトローラ公式HP(https://www.motorolasolutions.com/ja_jp/products/pcr_main/MT10.html#tabproductinfo)
特徴とおすすめの理由
モトローラのMT10は、アメリカ国防総省制定のMIL規格(MIL-STD-81OG)に準拠し、耐久性に優れています。独自の信頼性テストもクリアして、5年間酷使しても耐えられることを確認。防塵・防水性が高く、屋外でのサバイバルゲームにも安心です。
ボディ設計は、人間工学に基づいています。手に収まりやすい薄型ボディで操作のしやすさが嬉しいです。また、複数のチャンネルで待受け設定が可能。「通話をするときは自動的に通話チャンネルが切り替わる」「プログラマブルボタンを第二のPTT ボタンとして使える」など、フレキシブルに使えます。
購入料金
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